退院後の治療方針

甲状腺乳頭状腺癌のスタンダードは、甲状腺全摘をしてからのアブレーション治療のようです。

全摘と言っても、わずかに残っている可能性があり、放置により甲状腺がんの再発や他の部位への転移の可能性があるので、その予防を目的として放射性ヨウ素を内服するのです。

ポイントは、全摘でないと治療の対象にはならないことです。つまり片側だけの摘出では再発や転移の可能性が高いということになりますよね。

なので、最初はできるだけ良いものは残しておきたいと思い全摘の決心がなかなかつかなかったのですが、胸部レントゲンにより麻酔科医師から手術の延期指示が出たときに、私の場合必要な時にすぐに手術ができないことも考えられるため、やはり全摘を勧めますと言われたときに決心がつきました。

手術を終えて、甲状腺に関してはもう手術の可能性はないこと、再発予防の手立てがあることに安心感がありました。そういう意味では担当医に感謝です(*^^)v

摘出物の組織検査で、幸いリンパへの転移もなく、放射線量が少ない外来での治療ができることになりました。

入院での治療の場合は、北海道ですと札幌市か旭川市で受けなくてはなりません。そうなると隔離的な入院生活となりますので、様々な不安がありました。

でも、外来治療が可能で地元の北見でできるので、精神的負担も軽減できました。

そうはいっても、治療の準備や治療後も様々な大変さがありました。

それは、次回にします。

 

今は、アブレーションって言葉は普通理解でき言葉にしていますが、当初は何ぞや?っでした。